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TEL.027-384-3000
診療時間 9:00~12:30 16:00~19:00
休診日 金曜・祝日・日曜午後

伝染病の予防

①伝染病にかかる(感染し発症する)危険性を少なくするためにも
②伝染病に感染した時、その症状を緩和し、軽症で済ませるためにも
③伝染病を他の子へ拡大させないためにも

病気は体を蝕み、命の危険があるものや、完治できずに将来続くもの、後遺症が残るもの、治療に副作用や合併症を受け入れなくてはならないものなど、簡単に治る病気ばかりとは限りません。怖い病気も予防が可能であれば、その心配は大いに軽減されます。伝染病から愛犬愛猫を守るためにも、予防をお勧めします。

 

フィラリアの予防 【犬】

◆どんな病気?
 フィラリアは、蚊が媒介し、犬の心臓に寄生する寄生虫性疾患です。心臓内の構造を破壊しながら心不全に進行し、時に寄生したフィラリアが心臓内で絡みついて心停止を招く、命に関わる病です。

◆予防の方法は?
 群馬県では5月下旬~10月末日(15℃以上が7日以上続く期間)が感染期間です。
   注射タイプ・・・~6/10頃までで年1回注射
   錠剤タイプ・・・6/10~11/10の月1回毎(お腹寄生虫にも効果)
   滴下タイプ・・・6~11月の月1回毎(お腹寄生虫、ノミ・ダニにも効果)

◆フィラリアの検査は必要?
 感染の有無によって予防薬が異なります。心臓内に感染する病気ですので、安全に予防するためにも検査の必要性をご了承下さい。

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伝染病の予防(混合ワクチン) 【犬】【猫】

◆どんな病気?
 犬の場合、ジステンパー(死亡率の高い神経症状)や、パルボウイルス(死亡率の高い下痢症)、伝染性肝炎、ケンネルコフ(2種類)、コロナウイルス、レプトスピラ(人も感染する危険性のある腎炎)などの伝染病です。
 猫の場合、ヘルペスウイルス(猫伝染性鼻気管炎)やカリシウイルス、パルボウイルス(汎白血球減少症)などの伝染病です。

◆予防の方法は?
 ワクチン接種で予防します。仔犬の場合、生後50~60日を1回目、その1カ月後を2回目の目安に接種します。その後は、ワクチンの効果の1年を目安に追加接種をお勧めします。

◆初年度はなぜ2回接種なの?
 仔犬は、母子免疫が残っているとワクチンの効果を弱めてしまうので、母子免疫が消失し無防備となる時期を推測して、2回接種が勧められています。また、成犬でも、2回目の接種で免疫応答し、抵抗力のある予防が完成します。

 

狂犬病の予防 【犬】

◆どんな病気?
 狂犬病は、感染動物からの咬傷や唾液により感染し、脳神経症状や知覚異常、狂犬化、喉麻痺、痙攣発作、昏睡など、発病後死亡率がほぼ100%の とても恐ろしいウイルス性感染症です。世界中で年間約5万人が命を落としており、日本では狂犬病予防法など法的予防義務のある伝染病に指定されています。

◆予防の方法は?
 ワクチン接種で予防します。生後90日以上のイヌに対して年1回注射することが、法律で義務付けられています。

◆イヌの登録って?
 注射と同時に病院で登録手続きは可能です。鑑札(行政登録番号)、注射済票(注射の度)、犬シールが、渡されます。鑑札は保管し、済票は首輪に付けておくと、迷子の時に役に立ちます。

 

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